このコーナーでは店内で流しているオススメの音楽を紹介しています
今月のヘヴィローテーション
Aanrew Weatherall / MASTERPIECE
店主は普段あまり聴かないアンドリュー・ウェザオールですが
新作が、ミックスCDのシリーズMaster Pieceから3枚組で登場!
この各3枚は、彼(とSean Johnston)が主催するパーティー
[A Love From Outer Space]でのプレイを再現したような作りになっているらしく、
DISC1は夜中の11時頃、DISC2は日付の変わる12時頃、DISC3は深夜の1時頃、
というようにイメージされているようです。
全体を通してスローテンポで、大変心地良く聴けます。
喫茶店の夜間部でDISC2を是非聴いて欲しいなと思います*
2012.05
過去のヘヴィローテーション
CLARK / IRADELPHIC
面白い音楽だけど喫茶店には向いてないだろう(ジャケットも虫だし)と思って保留にしていた CLARK (クリス・クラーク)が新作を出したのでチェックしてみました!
大音量で聴かないと拾えない音もあるので、やっぱり喫茶店には向かないとは思いますが
ハードなエレクトロニカ(?)から、だいぶアコースティックな方向に変化してきているなと感じます。
ヴォーカルもやわらかくなっているし。
CLARK大変貌!みたいに書いてあるお店が多いけど、今までの流れでだんだんと今の音になったのだからそんなに違和感は無いです。
特に後半の曲ほど荘厳でメランコリックで良いです。
ヨーロッパの荒れた森や教会のような雰囲気が漂ってます*

2012.04
YPPAH / EIGHTY ONE
イパ、逆さに読むとハッピーことJoe Corrales (ジョー・コラレス)の数年振りの新作。
ジャケットのイメージもだいぶ変わって、見るからにまったりしたアルバムです。
趣味のサーフィンの為に生まれ育ったテキサスからカリフォルニアに引っ越したのが転機となって
いるそうですが、以前のおとぎ話のような曲調と比べて自然というか、生っぽくて聴きやすいです。
デビュー後スランプの状態だった彼が生まれ変わって作り上げた傑作、ちなみにエイティ・ワンというタイトルは生まれた年らしく、店主と同い年だったことも発覚!うーん興味深い…
キラキラした曲は喫茶店で流すにもバッチリだと思います。

2012.03
Ken Ishii presents Metropolitan Harmonic Formulas / MUSIC FOR DAYDREAMS





2012.02
AIR VOL.2 / MIXED BY FRANCOIS K.





2012.01
NOBUKAZU TAKEMURA / meteor





2011.12
Metamatics / Spook Tinsel Shoal





2011.11
LFO / ADVANCE





2011.10
ORBITAL / IN SIDES





2011.09
Underworld / Beacoup Fish





2011.08
FOREST FOR THE TREES / FOREST FOR THE TREES
このところ新しいCDを買っていないので、今年の後半は店主がこれまで聴いてきた懐かしの名盤(?)を順番に紹介していこうと思います。
こちらは店主が高校生の頃、格好つけて聴いていたインターFMでヘビロテされていた曲[DREAM]が収録されているアルバム。
当時(今もだけど)英語がさっぱり聞き取れず、アーティスト名が
ホニャララトゥリーズとしか分からず、インターネットの環境もなかった為
探し出してCDをゲットするまで非常に苦労した思い出があります。
FOREST FOR THE TREES こと カール・スティーブンソンさんは
メンタル面が一寸アレで、当時でいう精神分裂病により活動休止
CD発売もお蔵入りになるところだったそうです。
難解で滅裂な曲が多くて喫茶店で流すには全く向かないですが
[DREAM]のPVはかなり素敵なので、Youtube等で探してみてください*

2011.07
Agoria / Inpermanence
3月発売だったのでちょっと遅くなってしまいましたが、店主のジャケ買いCDから、
フランスのイケメンDJアゴリアのニューアルバム、インパーマネンスをオススメ。
序盤の女性ボーカルは、てっきりビョークだと思ったのですが違うそうです。
(というか誰が聴いてもビョークと勘違いすると思いますが)
全体がキレイにまとまって完成度の高い1枚で、
部屋で聴いても車で聴いてもフロアで聴いても必ずマッチします*
日本盤ボーナストラックには、ボカロ使い sasakure.UK氏による
初音ミクMixが収録されているので、霜月くん(店主の友人)も是非聴いてみてよね!

2011.06
Gold Panda / Lucky Shiner
友人が上野のパンダ人気に便乗してパンダTシャツを作っていたので、こちらもパンダネタ。
ゴールド・パンダのデビューアルバム、ラッキー・シャイナー。
名前がとっても可愛らしいのと、店主好みのこのジャケ!
(青地に金色とか最高!)
発売は昨年の10月、ずっとタワレコでプッシュされてたようで、
DOMMUNEにも出演してましたな。
ポスト・ダブステップの〜とか書いてあったので、
私的に聴けるか半信半疑でしたがキレイめで夢のある雰囲気と、
1曲目のチュウチュウした(聴けば分かるよ!)音で、
これはいいものだ*と思いましたよ、オススメです。

2011.05
一ノ瀬 響 / Earthrise 2064
こちらも2011年1月に発売された、待望の新作アルバム。
当ヘヴィロテでも紹介されているlontanoの後
益子のギャラリーとのコラボ作品を出していたようなのですが
残念ながらそちらは気付かなくて持っていません...
相変わらず聴けばこの人とわかる曲調に、所々で
爽やかな女性ボーカルが心地良い、アンビエントの優良作です。
もちろん喫茶店でも問題無く流せます*

2011.04
mergrim / Invisible Landscape...
メルグリム(光森貴久氏のソロユニット)の2011年1月に出したばかりの1stアルバム。
店主がジャケ買いしてきたCDですが、なかなか素敵です。
レーベルやアーティストの相関図を辿っていくと
no.9(の中の人)とも交流があるようで、やっぱり類友というか
芋づる式なんだなーと思いますね*
1曲目から、おおーなかなかやるな!と思えるドラマティックな展開で
私的には9曲目のNoir Noirがツボです、踊りたい!
喫茶店で静かに流しててもいい感じだと思います。

2011.03
agraph /equal
外国人のくせにワビサビが理解ってるじゃないか、と思ったら日本人でしたすいません。
ジャケットの写真が凄く好きです、コレC2と羽田かなぁ...
聴いててとても日本的で繊細だなと思ったです、夕焼けというか段々と夜になっていく感じが素晴らしい。
ここまで情景を描けている曲もなかなか無い気がします、雰囲気としては夏でしょうか。でもあえて真冬の昼間に流してみてます、空気の澄んだ感じは喫茶店のBGMにも最適じゃないかなーと。
発売は2010年秋、アーティストはエレクトロニカの実力派の牛尾憲輔という方で、マスタリングは元電グルの砂原良徳氏。
ブックレットにはアルバムタイトルと同じ[イコール]という小説が収録されています。

2011.02
KIMONOS / KIMONOS
すいません、しばらく更新してなくて...
2011年の初めを飾るのは、我が村のマスコット[すーちゃん]が
敬愛する元ナンバーガール(現ZAZEN BOYS)の向井秀徳が、
スウェーデンハーフのアーティストLEO今井と組んで
リリースしたアルバムKIMONOS。
しばらく音楽に飽きていた店主も久し振りに感激、
初めてニューオーダーを聴いた時のようなドキドキが甦る!
と絶賛。
雰囲気があって上品なので喫茶店でも流せます*
5曲目の[Miss]は特に切なくて良いです〜

2011.01
KEN ISHII / SLEEPING MADNESS
店主のスタンドの名前の元になっているアルバム(なんじゃそりゃ)
よく見たら99年のリリース、もう10年も前ってことですね...
でも去年までは石井さんの若さあんまり変わんなかった気がするけど。
昔の方が音に清涼感があったというか独特の浮遊感があったと思う、
まぁアルバムやイベントや時期ごとにコンセプトを変えているようなので、
またこの頃のいかにもケンイシイ!って感じに戻って来ないかなー
なんて期待をしつつ...今回も夜間部限定で。

2009.08
DJ TASAKA / GO DJ
店主が毎年楽しみにしているWIREでもお馴染みの
DJ TASAKAが新譜を出したということで、
あえて前作のGO DJ(2005年)をへそ曲がり的にかけてみる。
14曲目から後半あたりが夜に聴くには最高じゃないの?
ということで夜間部限定で流してますが、
ナントカカントカミトナットー(納豆...)だとか
スピーカーカラタイフーン!だとか所々凄いので喫茶店にはキビシいと思います。
アッパーなフロア向けの1枚。後半はキラキラしてていいですよ...

2009.07
Marc Hellner / Marriages
とうとう梅雨の季節になっちまいました、ガッデム!
スタッフの子が、どうせならうんと湿っぽいのが聴きたいというので
ジャケからして曇りのち雨っぽい、マーク・ヘルナーの2005年の
ソロデビューアルバムを引っ張りだしてきました。
PulseprogrammingやL'altraのメンバーの人、
ということで成る程メランコリックであります。
とても奇麗なメロディーと切ない歌声(マーク本人かな)が梅雨空にピッタリ...なのか?
いいスピーカーで聴かないとただの憂鬱な雑音になてしまいそうなので注意です。

5曲目のNonsense And Happinessが、暗い中にも彩りを添えてる感じで素敵です。
アルバム全体がすごく良い音なので、くれぐれも良い環境で流してくださいねー

2009.06
PLAID / HEAVEN'S DOOR
2006年に『鉄コン筋クリート』のサウンドを担当したプラッドが
同じ監督と再び組んだ、映画『へヴンズ・ドア』のサウンドトラック
(2008年)

穏やかで丁寧に作り込まれた音で、サントラとは思えない完成度の高さで
アーティストとしての1枚のアルバムと思って聴いても素敵です。
まぁ映画自体を観に行ってないので、その点については何もコメントできないのですが。

コンクリの店内によく合う、弾かれたような音...錯覚を起こしそうな不思議な曲...
微音でBGMに使うのもアリだと思いますよ。

2009.05
URU / 無世
(ウル) の (ンナユ) という奇妙な名前のCD。
確かWIREの琉球ディスコのライブの時に歌ってた娘だと思うんだけど、
琉球民謡協会コンクールにて最高賞を受賞したという
素敵な歌声の仲村奈月ちゃんが参加するユニットによる
2005年リリースの1枚。
清々しく爽やかな沖縄の空気感はしっかり出ていて、
決して伝統音楽をチャラく手直ししたような
いい加減な音楽ではないです。

電子音も違和感無くそこにある感じで聴きやすくて、
一寸喫茶店には派手かもしれないけど
小音量なら丁度いいんじゃないでしょーか。
男性ヴォーカルもいい声です。

2009.04
no.9 / Good morning
2007年のCDなのでこの後にもリリースされてるんですが、
喫茶店で流すにはこちらの方が
いいだろうということで選びました。
これから段々とあたたかくなっていく、
楽しみな季節にピッタリの元気の出る1枚です。
是非ともお日様の光がいっぱいの時に聴いて欲しいです。

アコースティックで幸せそうなピアノの音に、
何故だかもうホント光を感じます。
ずっと聴いてるとちょっと疲れちゃうんですけどね...
前半は特に最高ですよ*

2009.03
KITARO & KEIKO / SPIRITUAL GARDEN
シルクロードのテーマ曲で有名な喜多郎氏が、
舞踊音楽家のKeiko氏と共に作り上げた魅惑のCD(2006年)
いつもの喜多郎氏の特徴あるシンセサウンドとは
ちょっと変わった感じがするのですが、
すごく和の雰囲気があって聴いてて神妙な気分になりそうです。
音の広がりや情景観が、ドビュッシーの音楽に近い印象をうけました。
とても静かで穏やかな音ですが、後半にはやはり
ドラマチックな展開も用意されているので満足できると思います。
夜のドライブにもいいですよ。

2009.02
DILL / WYHIWYG
日本人、イノウエユウジ氏によるソロユニット[ディル]の
1stアルバム[ウィヒウィグ] (2003年リリース)
ジャケからして怪しいCDで、一目惚れしました。
マシュウ・ハーバード氏の作る音楽のような、
食事における呪術的な感覚を連想させます。

生々しくて繊細な美しさに、薬にもなる毒を加えたような...
例えるなら蜜蜂というか。
うーん、きっとこれは魔女の音楽なのだと思います。
荒々しい音も入ってはいるのですが、
そこまで不快なレベルではないので、
喫茶店で流すのもアリでしょう。

2009.01
VOOM VOOM / PENG PENG
1年の締めは、人を小馬鹿にしたようなタイトルの
ヴーンヴーン/ペンペンで。
大物の3人のアーティストが意気投合して
結成したグループらしいのだけど、
何でもジャケ買いするここの店主は
あんまりそういうの詳しくないのですいません。(2006年発売)

ジャズとかテクノとか
色んな音をごっちゃにした様な面白いサウンドで、
本人達が楽しんで作っているのがとても伝わってきます。
アタマ3曲のワクワクするような独特のリズムで始まり、
最後のキラキラした希望にあふれる曲まで、
大満足の1枚です。

2008.12
Satoshi Fumi / Sweet Sensation
久々に新譜を紹介しようということで、
日本人アーティスト サトシ・フミのアルバムを、
夕方から夜にかけての店内演奏に使っています。

夏の間遊んだあの夜の思い出を再び運んできてくれるような
20代後半向け(?)の音です。
(3曲目がとても良いんだけど、
何だかクリスチャン・スミスのCDとそっくりなのは気のせいか?)
日本人特有の繊細さを持ちながら、
きちんと盛り上がる場面がつくってあるのは、
海外での活躍が確かだからでしょうかね。
車ん中で聴いても良さそうです。

2008.11
Kofta / Balmacaan
よく知りませんが、
DJ新井俊也とPINE amのタカシツグミのユニットだそうです。
Kofta(コフタ)のバルマカーンというネーミングと、
うっとりするほど可愛いジャケにそそられて買ったもの。
2004年。

ポップで可愛い女性ボーカルはちょっとズル賢い雰囲気で、
ユーミンの中央フリーウェイがまた本当にチャラくて頭にきましたが、
心地良さも併せ持った不思議な世界観です。
夜に聴くのが◎、
ミニアルバムなので1700yenとリーズナブルなのも良いです。

2008.10
羽毛田 丈史 / PRESENTS II
たまには雰囲気の違うのでも流そう、ということで選んだ1枚。
リラクゼーションCDのfeel〜シリーズでもお馴染みの
羽毛田丈史(はけた たけふみ)氏の2枚目のアルバム(2006年)。
NHKの番組テーマ曲等で
聴いたことのある曲が色々入ってます。

ただしかし、
あまりBGMとして流すにはオススメできなかったです...
結構1曲1曲が主張するのと、
全体のまとまりが喫茶店向きではないので。
[気候大異変]のテーマソングは胸に沁みて最高です*

2008.09
Buahima / Chit-tak!
(paperback sound 001 - for Bedroom Traveller's CD+BOOK)
何とも説明しがたい1枚ですが、
タイのアーティストによるブックレットとセットのコンセプトCDで、
物語にそってサントラが流れる
というような作りになっています。

旅をしているような空気感があって、
現代的な音なのでタイの民族音楽とは随分違うのだけど
確かにタイっぽさは楽しめます。
POPで穏やかな不思議なCDで喫茶店で流しても面白いと思います。

2008.08
GONNO / My Existence
大好きな季節がやってきたので、夜を楽しむ為に選んだ1枚。
(毎回ちょっと古くてゴメン、
しかもコレAmazonで買えないしね...orz)
WC(トイレ)RECORDINGという
日本のレーベルから2005年に出たCD。

DJ GONNOによるオリジナル楽曲のCDが
ノンストップで23曲入っていて、
流れるように宇宙や深海のような世界に引き込まれます。
静かな夜に聴いて気分を高めるのにピッタリ、
もちろん深夜喫茶にもオススメ!
鮪狼は絵を描く時に聴いたりしてます。

2008.07
susumu yokota / symbol
クラシックを現代風に解釈した曲は
安っぽくて好きではないのですが、
これだったら昔の偉大な音楽家の方々も
きっと怒らないと思う1枚。

計算しつくされての結果なのか、
ススム氏の感覚が過去の大御所に近いのか、
違和感なく聴けるし、むしろこっちが正しいんじゃないか
とすら思えてくる2004年の怪作。
多くの人が官能的とか魂が宿っていると
絶賛しているのもうなずけます。
喫茶店用にも充分イケると思う。

2008.06
MEDESKI MARTIN+WOOD /
END OF THE WORLD PARTY (just in case)
スタッフの子が、今月はジャズがいい!
と言ったので無理矢理コレにしました。
レビューではハズレ盤と書いてる人が多い印象でしたが、
これはこれで飄々としてていいかもしれません。

喫茶店で流すにしては少々ダークなんだけども。
2004年にBLUE NOTEから出したもので、
ジョン・キング(ビースティボーイズのプロデューサー)を招いて制作した、
現代社会を表現したように邪悪で陰鬱な(?)モダンジャズ。

2008.05
和泉希洋志 / ORANGE SUNSHINE
先月の店内演奏(コンピCD)に1曲参加している
和泉希洋志氏の曲をもっと聴きたいという
希望にお応えして、今月は廃盤になっている
こちらのファーストアルバムをかけてます。
(折角アフィリエイトしてるのにねぇ...)

2000年リリースなので相当古い気がしますが
音自体には全くそういった感じはありません。
いつまでも素晴らしい芸術作品だと思います。

2008.04
V.A. / aquarium
当店で流しているCDでは初のコンピレーション。
2004年のリリースで、
和泉希洋志や鈴木光人(Overrocket)等が
曲を提供している割に凄く簡素な1枚。

全部で7曲しか入っていないので
店で流すには少し短いのが難点だけど
これから暖くなっていく3月を
爽やかに表現しようと選んでみました。

最後を締める(KUROMITSU / NIGHT FISH)が特に素敵。

2008.03
kettel / my dogan
近頃はシャープの携帯のCMでも楽曲が使用されて
注目(?)を集めつつあるkettel(ケトル)のCDの中でも
特に評価の高いらしい1枚。
他のアルバムの曲に比べて、少し派手でテンポが早く
音響系に馴染みの無い人でも楽しめると思います。

ただ、喫茶店で流すには少々不向きに思うので
夜間部の明け方限定でかけさせていただいてます。

ジャケットのアートワークそのままに
秘密の(毒)花園的な作品です。

2008.02
Kyo Ichinose / lontano
公共の建物等で何気なく耳にする環境音楽や
CM音楽などを手掛けている、
現代音楽家で音のスペシャリストの一ノ瀬響氏が、
2004年に発表した2ndアルバム。

現代音楽などと分類されると
途端に難解なイメージが浮かびますが、
爽やかで心地良い曲ばかりなので安心です。
Lontanoとは、イタリア語で[遠く]の意味だそうだけど、
遠くかすかに聴こえてくるそれは、単なる音ではなく
これまた喫茶店等で流すにも向いた静かな調べなのです。

個人的にはビルの屋上に寝転がって聴くのがオススメ。

2008.01
Norken / Our memories of winter
オーナーが大好きなLee Norris氏の別名義
NORKEN(ノーケン、ノルケン)、2005年の名盤!
この人の音はどれを聴いても素晴らしいです。
中でもこの1枚は申し分無い仕上がりでオススメ。

夜の高速道路で聴いても素敵だし、
ちょっと無機質な部屋の空間音楽としても使えます、
不快に感じる人はいないハズ。
しかも、爆音で聴けば最高に踊れるかもしれない...

2007.12
Plumbline / Pin Points
METAMATICS(NORKEN)と同じレーベル
Hydrogen Dukeboxから、
ニューヨーク在住のWill Thomas(Plumbline)が
2004年に発表した世にも美しい2ndアルバム。
ニューヨークの建物や街並にインスピレーションを得た曲達は、
無機質だけれど角が無くてとても涼しげで、
穏やかに流れているしっかりしたメロディーには
[営み]という言葉が相応しい気がします。

数曲に入っている女性ボーカルは目をつぶって聴きたくなる。
明るくて窓の多いコンクリ打ちっ放しの喫茶店に良く似合うハズ。

2007.11
Jin Hiyama / formally yours
さて、今月は何を流そう...と悩んでいたら、
ふと思いだされて掘り出してきたCD。
何年も前にジャケ買いしたもので、
アーティストの詳細も何も知らず、
ただ空中に浮いているような、
空間が見えるような、
素敵な音の世界が忘れらえなかったのですが、
[映像の見える音楽]をテーマに音楽を作り続けながら
独特の色彩の美しい水彩画も描いている
九州出身の方なのだそうです。
新しい作品もいくつか出ているようなので、
これは絶対に買おうと思ったのでした。

2007.10
Kenkou / Everlasting Dreams
音楽を聴く時に、このアーティストさんはこれこれこういう人だ、
というのは気にしない様にしていますが、
色彩豊かなサウンドで有名なCalmの弟さんのCDで、
2004年に発表されたもの。
浅い夜の海の底にいるような、
落ち着いた雰囲気が味わえる作品で、
クールなんだけど温みがあって優しい音だから
喫茶店にも大変オススメです。

ジャケットはビジュアル系バンドの様にも見えますが、
すごく内容を現している気がします。

2007.09
Isan / Clockwork Menagerie
イギリス在住の二人組ISAN(アイサン)による
2006〜2008年の間にリリースした、
過去のお蔵入り系シングルを集めた1枚。(2004年)
ジャケの動物イラストがかわいいです。

あまり癒し系の電子音という感じではありませんが
静かでちょっと怪しい雰囲気なので夜間限定で流しています。
(10曲、11曲目は耳にこびりつくのでカットしました)
ちょっと宇宙船に乗っているような感じを味わえます。

2007.08
takashi wada / meguro
PHANTAオススメの音楽シリーズの記念すべき第一作は
東京都出身で現在は(パリ?)に在住、CDのリリースを
ドイツで続けている若手アーティストの和田崇志氏が
2004年に21歳で発表したアルバム。
オーナーの鮪狼の1ヶ下...と思うとなんだか凹みますね。

聴けば聴くほど味の出るスルメ音楽的な好盤。
心地良い音が日本でも注目されているようです。
喫茶店で流すのに最適ではないでしょうか。

2007.07